フィリピンに来てからのブログ

フィリピンでそろばん→ロシアで留学

はじめてのフィリピン からの 二回目のフィリピン

初めてのフィリピンは、去年の9月。

なんとなく海外に憧れるような大学生だった私は、夏休みになったら外国に行くことを心に決めていたのだ。特にフィリピンにこだわりがあったわけでもなかったが、大統領さんに興味があったこと、僕の英語教師の方がフィリピン人だったこと、僕の父がフィリピンで働いていたことなどなんとなく少しだけど縁を感じた。こうして 僕の記念すべき大学生活での初海外はフィリピンとなったのだ。

はじめてのフィリピンは、何を隠そう、私にとって はじめてのおつかい と全く同じ心持ちであった。すなわち、自分だってできるに違いないという根拠のない自信と本当に一人で大丈夫なのだろうか?という恐怖が入り混じったマックフルーリーみたいな感情だった。マニラ行きへの飛行機の中での感情を私はよく覚えいる。それは、恐怖だ。海外、特にマニラが犯罪に溢れた凶悪都市だと洗脳されていた私は、飛行機からフィリピンが見えた時には 着陸するまでもう少し待ってくれと願い、ニノイアキノ空港に着陸した時 なんか勝手に身の危険を感じた。未知に対する恐れにベタベタになったまま私は、人々の流れに乗って飛行機を降り、入国審査をした。

そして、トイレに逃げ込んだ。

絶対的タンマゾーンを探していたのだ。何が起こるであろうわからない場所でトイレは世界共通に思えた。安全な場所として。(実際は危ない可能性がある)10分後であろうか、心を落ち着かせて私は思い切って空港のゲートをくぐる。何も起こらない、このことを願って。そして、現実に私の想像していたことは何も起こらなかった。大勢の人々に絡まれお金をせびられる、スリにあう、なかった。そして、私は空港の中のバーガーキングにスーツケースを引きながら、堂々と出向いた。バーガーキングでは、何も頼まず冷静沈着にシールの貼られたコンピューターを開いている人がいる。

私のはじめてのフィリピンを案内してくれた大学生のSamにあったのは、この時だった。